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振り飛車穴熊(2)

将棋の駒の配置からして堅牢なのが伺えるのが、左図の振り飛車穴熊の金銀三枚型囲いです。
この振り飛車穴熊金銀三枚型囲いは振り飛車の囲いの中でももっとも堅固な囲いの一つ です。相手側にとっては玉が遠い上に金銀三枚で玉の周りを囲んでいるのでこの玉とそ の囲いを落城させるのは容易ではありません。
また、穴熊全般に言えることですが王手がかからないため、終盤においては特に王の寄せ合いでは威力を発揮する場合が多く、相手よりも一手さきに相手の王を詰ましてしまうといったことがよく起こります。
しかし、どの将棋の囲い方にも一長一短があります。この振り飛車穴熊金銀三枚囲いにもその短所はあります。そ の例としてまずは、穴熊全般に言える"と金をつくられやすい"ということです。
それはよく5筋に「と金」を作る筋として生じてきます。玉とその囲いが端のほうに寄っているため、5筋に「と金」を意外と作られやすいのです。
そのためこの囲いを攻める筋として覚えておいておきたいのが、この5筋に「と金」を作って「と金」と穴熊側のかなこまを交換する筋です。こうして穴熊囲いを攻める側は穴熊側の囲いを徐々に薄くしていくことができます。
また、意外に堅固に思われる穴熊囲いも、案外端攻めに対してその脆さを露呈してしまうことがありま す。これは穴熊囲いを攻める側としては是非とも覚えておきたい筋です。それは例えば、穴熊囲いを攻める側は"三歩に端攻めあり"の格言どおり、三つ歩を持ったら端攻めが考えられるのです。
具体的には、端歩を伸ばしていって穴熊を攻め、9三の地点に空間ができたら、穴熊を攻める側はそのできた9 三の地点にさらに歩を打ち込んで、この歩をどの駒でとっても、穴熊を攻める側は8五の地点に桂馬を 打っていく筋が生じて攻めが続いていくのです。このようにしてこの振り飛車金銀三枚穴熊囲いにも攻略する手段があるのです。
そのため、この穴熊を持った側は以上の二点、すなわち5筋からのと金攻めと 端に歩を何度も打ってくる相手の攻め方に絶えず気を配る必要があります。
カテゴリー:穴熊(振り飛車の時)
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