振り飛車穴熊(1)

将棋の守り方でも有名な陣形ではありますが、この左の囲いが飛車を振った時の振り飛車穴熊です。
この振り飛車穴熊囲いの特徴としては、穴熊囲い全般に言えることですが、相手の攻め駒から遠く、なかなか王手がかからないという特徴があります。そのため、最終盤などにおいて相手との寄せ合いになった時にこちらが相手よりも一手先に相手玉を寄せることができるなどの良所があります。
また玉の固さが固いという特徴もあります。まわりに香、桂馬、銀、金などで囲まれていて、特に初心者の方はどこから攻めたらよいのかよく分からないという、囲いの固さを生かした守りの強さを如何なく発揮します。
しかしこの左図の振り飛車穴熊は"玉の守 りは金銀三枚"の格言に反してかなごまが二枚で玉を守っています。そのため金銀三枚の振り飛車に対 して玉の守りが若干薄いのです。そのためこの振り飛車穴熊は以下のような相手側の攻め筋に意外と弱いのです。
それは例えば相手陣に遠くから3九の金を睨まれている場合です。この場合、相手側の飛車が九段目に 打ち込まれている場合などは、先に述べた遠見の角を切って3九の金を取り、同銀に対して相手陣が同 飛車と相手側にされるとこちら側の囲いは一気に崩壊します。そのためこの3九の金を角で取られる筋をまずは警戒しないといけません。
また、これは穴熊全般に言えることですが、穴熊は囲いが隅に位置しているため、相手が意外と「と金」 を作りやすいのです。そのため「と金」を5筋に作られてその「と金」を囲いに寄せられてと金でじっくりと攻 められるとこちら側としてはなんとも嫌な感じです。
相手側は自分の「と金」とこちら側のかな駒を交換す る筋を狙ってきます。そのため穴熊囲いであるこちら側はこの相手のと金攻めも警戒しないといけませ ん。
カテゴリー:穴熊(振り飛車の時)
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