片美濃囲い

まずは左の図をご覧ください。 この片美濃囲いは本美濃囲いから金が一枚欠けている囲い方です。
なぜ左の金が欠けているかというと、それは主に左金が振り飛車の攻め筋である左辺に用いられているためです。
片美濃囲いとは左金が一枚欠けて守りの硬さがすこし弱くなったかわりに、左金を振り飛車の飛車先に用いることができて攻めの強さがその分強くなったものということができると思います。 これを逆から言えば、左金を攻めに使う代わりに守りが少し薄くなった守り方ということができると思います。
この将棋の守り方の陣形は覚えやすく、そして初心者の方でもすぐ使える守りという割には、銀と金の連携がしっかりしていて意外と固い守り方であるということができると思います。
作り方は、主に左辺に飛車を振ったあと、玉を右側に移動していって玉を2八のいちに移動させてから3九の銀を3八に上がるだけでいいのです。この片美濃囲いを築くのにそれほど手数もかからず、またそのわりに先ほど述べたように守りも固く、初心者が使いやすい守り方ということが言えると思います。
ただ、この片美濃囲いの弱いところは、左金が左辺で攻めに使われているために、"玉の守りは金銀三枚"といわれる格言に沿っていなくて守りのかな駒が一枚足りないということ、そして4九の金を狙われると守り方の工夫性を案出するのにもう一工夫必要であるということです。
しかし、この弱点さえ克服できればこの片美濃囲いは自玉をしっかりと守ってくれます。
主に片美濃囲いは、自身が飛車を振った振り飛車戦法でもちいる守り方ということが言えます。それ以外にも左玉でこの囲いを左右対称で用いる左片美濃という守り方で守る場合もあります。その左片美濃囲いは主に居飛車で用いることが多い守り方です。
あなたもこの片美濃囲いを用いて実践の将棋に応用しましょう。
カテゴリー:美濃囲い(振り飛車の時)
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