高美濃囲い

左図が高美濃囲いと呼ばれる囲い方で、本美濃囲いから金が4七に上がった囲い方です。
この高美濃囲いの良所は、敵の上部からの攻めに対抗することができる点です。この本美濃が横からの攻めに対して強いのに対して、高美濃は金が上部へ一段上がったために上部からの攻めに対して強いのが特徴です。
さらに、この守り方では、駒が上部に伸びているために、敵の上部からの攻めに強いばかりでなく、こちらから敵の1筋から4筋を攻めていくことができるという点にその魅力があります。
すなわち、左図からさらに7七に桂を跳ねて、8七の歩を伸ばして・・・という風に1筋から4筋を逆にこちらからせめて行くことのできる筋が生じてくるのです。この上部へ伸びて行こうとする点がこの陣形の特徴であります。
ただ、両刃の剣という言葉があるように、長所がそのまま欠点となる場合があります。それはこの高美 濃囲いという囲い方にも言えることです。それは、駒が上部へ伸びているので、敵の上部からの攻めに 対しては強いのに対して、敵の横からの攻めに対してはその分守りが薄くなるという点にあります。
例えば、敵が飛車を八段目に打ち込んできた場合、こちらの玉は銀一枚をはさんで飛車の利きを直 接受けてしまうという点にあります。そこから敵はこの飛車の利きを生かした攻め筋を考えてきます。
もう一つ事例を言うと、八段目に飛車を打ち込んでから、4七の金に桂を当ててきたり、または同じく八段目に 飛車を打ち込んできて、こちらの4九の金を遠見の角で狙ってきたりする筋が生じるのです。
上記どちらの場合も、飛車が直接こちらの玉に直接利きをきかせているので4七の金や4九の金が取られた時に同銀と取ることができないのです。このように、敵の横からの攻め、特に敵の飛車の横利きに対して案 外もろいのがこの高美濃囲いの弱点でもあります。
カテゴリー:美濃囲い(振り飛車の時)
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