中住居(なかずまい)
まずは、下記の将棋の駒配置をご覧ください。この将棋の囲いは、中住居(なかずまい)と呼ばれ、この中住居は横歩取りの将棋でよく出てくる囲い方です。

この中住居というはその金と銀の位置が特徴的です。というのもこの中住居では金が3二と7二に位置しており、左右どちらにも守りの金がバランスよく効いています。そして銀は最初の定位置から動いていませんが、今後この左右どちらの銀もどちらにも展開していくことができる点で銀の展開性にも発展の余地があり希望の持てる形です。
上で述べましたが、この中住居はそのバランスのよさが特徴です。金が左右に張り出しており、全面的な将棋を展開する時にこの形を取ることは理想的であると言えます。
しかし、そのことは逆に言うと、この将棋は全面展開的な将棋を指すときのみに指されるとよく、決して相手が一点突破のような例えば棒銀戦法のような戦法を取ってくる時にはこの守り方は有効であるとは言えません。ですので、この囲い方は主に対戦両者共に横歩取り戦法を選択する場合のみに有効であると言えるかも知れません。
それではこの中住居を攻める側はどこから攻めていったらよいでしょうか。
実は、この中住居囲いはその陣形を見れば分かるように、その中央が玉のみなのです。 だから、この囲いを攻める側はその中央、具体的には3七の地点を攻めるのが良いということになります。
例えばこの中央を攻めるために5筋の歩 を伸ばしていくのが有効であると言えます。それはより具体的には5筋の歩を5五に伸ばしていってか ら攻める側は飛車を5筋に展開していきます。そしてさらに桂を跳ね、歩と飛車と桂の連携でこの5三の地点を攻撃していくのが有効であると言えるのです。
このようにしてこの中住居を攻めて いくのが有効です。
カテゴリー:力戦型の色々な囲い方
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