スポンサードリンク
串カツ囲い

図の将棋駒の配置は、串カツ囲いという、一風変わったネーミングのかこいです。玉を1筋である端に配置し、その周りを金銀四枚で覆うような守り方です。
図をよく見れば分かるとおり、この形では居飛車穴熊での玉と香の位置が逆転しています。穴熊の玉と香が逆転したこの駒配置はご覧の通り、香に串カツのように刺された形をしていることからその呼び名が呼ばれました。
この将棋の守り方においては、玉が相手陣の香の前にむき出しになっています。ですので、攻める側としては、この玉を頭から攻める、すなわち端攻めをしていくことが有効であると言えます。
では、具体的に見ていきましょう。この囲いは端が弱点であることは上で述べましが、攻める場合は、やはり玉頭である端の歩を突いていきます。
すなわち、1四歩に同歩とこの守備側が応じたら、1五歩と継ぎ歩をします。この1五歩に同歩なら、攻撃する側はここからさらに1四歩と歩を垂らします。次に、端の香を走り1三の地点、つまり、この守りの急所に狙いをつけていきます。さらに、持ち駒に香があれば1三香と玉の頭に香を打ち込んでいきます。そして、この香打ちに同桂、同歩成、同銀に同香成として同玉に3五角と打ちこの玉を攻めていきます。この手順で、この守りを崩していくのが有効であるといえます。
この串カツ囲いはその玉の狭さもあり、駒で玉の周りを守っているにもかかわらず、上部(端攻め)に意外ともろいです。また、金銀四枚で守っているにも関わらず、このかな駒をはぐらかされて、攻められるとあっけなく落城してしまいます。そのため、あまり初心者の方にはお薦めできない守り方です。
この守り方は、相手が明らかに端攻めに出てこない場合のとき、例えば相手が振り飛車穴熊の時などにもちると良いでしょう。そのような時に威力を発揮する守り方です。
カテゴリー:力戦型の色々な囲い方
スポンサードリンク
串カツ囲い:関連記事
雁木囲い
左図は最近、「ハチワンダイバー」のドラマでも出てきた「雁木(がんぎ)囲い」です。 なかなか実践では...
金無双
金と玉と銀の駒が横一列に並ぶこの駒配置は、金無双とよばれる囲い方です。この金無双囲いは、主に相振り...
木村美濃
こちらは木村美濃と呼ばれる将棋の囲いです。将棋連盟の十四世名人である木村名人が用いたことから、その...
カニ囲い
なんとも、不思議な将棋盤の駒配置に見えるかもしれませんが、これはカニ囲いと呼ばれる守り方です。 こ...
トーチカ囲い
まずは左の図をご覧ください。この図がトーチカ囲いと呼ばれる囲い方です。 ご覧の通り金銀四枚で玉の周...
中座飛車・4一玉型
下記の将棋の駒の配置は「中座飛車・4一玉型」と呼ばれ、永世十段の中原誠氏が愛用した陣形で、中原氏が...
中住居(なかずまい)
まずは、下記の将棋の駒配置をご覧ください。この将棋の囲いは、中住居(なかずまい)と呼ばれ、この中住...
右玉囲い
この将棋の駒の配置は、右玉囲いと呼ばれる囲いです。 この囲いは主に居飛車戦で現れる囲い方で、この配...

