スポンサードリンク
金無双

金と玉と銀の駒が横一列に並ぶこの駒配置は、金無双とよばれる囲い方です。この金無双囲いは、主に相振り飛車戦になった時に用いられます。
この金無双囲いは、現在の将棋では実践ではあまり見かけなくなりました。それは、図をご覧いただければ分かるように、玉の逃げ場を銀が塞いでおり、さらに銀と金の連携も悪いためです。そのため、昨今では、この金無双よりは、美濃囲いの方が形が良いためよく用いられます。
この金無双は、一昔前のお年寄りの方などが指されることが多いように思います。その場合、その将棋は主に相振り飛車戦になることが多く、その場合には対戦相手が美濃囲いになる場合が多いです。そんな時に、この金無双の陣形をとることは将棋の戦略を考える上で不利に働くことが多いように思われます。
なぜ、不利なのかと言うと、この守り方では一段目に飛車が成られた場合、一段目に竜の利きがモロにあり、一段目から駒を打ち込まれるのみならず、玉の逃げ道も銀が塞いでいるので、駒の組織力を十分に発揮することが出来ないことが多いためです。
そのために相振り飛車戦において、この金無双を自身の防御法として採用するのはできることなら避けるのが賢明と言えます。以上のように、この陣形はそのスキが多く、そのため初心者の方がこの守り方をするのはあまりお薦めできません。
ただ、金無双というその呼び名のとおり金二枚がしっかりと並び連携しているのは魅力であります。 ですので、金の連携をしっかりと構えたい方にはお薦めできるかもしれません。
この場合、金二枚がしっかりと上部を守っているという点も見逃すことはできないと思います。金二枚の横の連携と金二枚の上部の守り、この二点がこの陣形の最大の魅力であります。ですので、この陣形の出来は、この金二枚の働き如何にかかっているとも言えるでしょう。
カテゴリー:力戦型の色々な囲い方
スポンサードリンク
金無双:関連記事
雁木囲い
左図は最近、「ハチワンダイバー」のドラマでも出てきた「雁木(がんぎ)囲い」です。 なかなか実践では...
木村美濃
こちらは木村美濃と呼ばれる将棋の囲いです。将棋連盟の十四世名人である木村名人が用いたことから、その...
カニ囲い
なんとも、不思議な将棋盤の駒配置に見えるかもしれませんが、これはカニ囲いと呼ばれる守り方です。 こ...
串カツ囲い
図の将棋駒の配置は、串カツ囲いという、一風変わったネーミングのかこいです。玉を1筋である端に配置し...
トーチカ囲い
まずは左の図をご覧ください。この図がトーチカ囲いと呼ばれる囲い方です。 ご覧の通り金銀四枚で玉の周...
中座飛車・4一玉型
下記の将棋の駒の配置は「中座飛車・4一玉型」と呼ばれ、永世十段の中原誠氏が愛用した陣形で、中原氏が...
中住居(なかずまい)
まずは、下記の将棋の駒配置をご覧ください。この将棋の囲いは、中住居(なかずまい)と呼ばれ、この中住...
右玉囲い
この将棋の駒の配置は、右玉囲いと呼ばれる囲いです。 この囲いは主に居飛車戦で現れる囲い方で、この配...

